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<title>婦人科</title>
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<description>北海道旭川市の婦人科・不妊症のクリニック、みずうち産科婦人科</description>
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<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/hpv.html">
<title>子宮頚癌の原因になるHPVに対するワクチン接種について</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/hpv.html</link>
<description><![CDATA[a. HPVワクチンの効果<br />
アメリカを始め、すでに世界では100以上の国でHPVワクチンは使用されています。そして、その効果も実証されています。現在発売されているワクチンは(日本では平成21年12月22日に発売されました)、発がん性のあるHPVの中でも感染の頻度が高いタイプ16と18に対するワクチンです。未感染の方への接種によりほぼ100%効果があります。欧米ではHPV16または18の陽性率は70%以上です。日本や韓国では約60%ですが、20-30歳代に限ると80%以上の陽性率になります。頚癌の若年化が進んでおり、今後、日本でも16/18の陽性頻度が高くなる可能性もあります。将来、このワクチンにより子宮頚癌の発生を約70%減少させることが期待されています。<br />
ワクチン接種が開始されてまだ5-6年しか経過していませんので、予防期間に関する実績はありませんが、理論的には20年間以上は効果は持続すると考えられています。このワクチンを受ける方が多ければ日本でも子宮頚癌の減少は確実です。<br />
<br />
b.11歳-14歳への接種が推奨されていますが45歳まで対象です。<br />
このワクチンはすでに感染している人には効果はなく、治療効果のあるワクチンではありません。あくまでも予防するためのワクチンです。もし、すでにHPV16/18に感染している方にワクチンを接種しても問題はありませんが癌の予防にはなりません。<br />
諸外国では、性行為が開始される年齢の前の少女がワクチン接種の対象となります。日本産婦人科学会では11歳-14歳を対象年齢としていますが、HPV16/18に感染していない人であれば、20歳でも30歳でも効果はあります。学会では45歳まで対象としています。ワクチンは原則として3回の接種が勧められています。3回接種した方が効果の持続が期待されるからです。費用は自費診療となり3回で計5万円程度です。ヨーロッパなど約30国では公費負担で行われていますが、日本も公費負担となることも期待したいと思います。子宮頚癌の治療費を考えると、予防ワクチン接種費用を公費にしても結果的には医療費削減になると思います。
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2010-01-07T22:50:58+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_13.html">
<title>子宮内膜症</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_13.html</link>
<description><![CDATA[<h4>1.　生理痛の原因は子宮内膜症?</h4>
子宮内膜症は最近増加している病気であり、めずらしいものではありません。子宮内膜症は生理の時にはがれてくる子宮内膜の細胞が体の他の部分に広がり、それぞれの部位で生理の時に出血する病気です。その発生原因の詳細は不明で、いくつかの説があります。内膜症の部位では出血点が見られ、卵巣にできれば血液が卵巣内に貯まって卵巣嚢腫(チョコレート嚢腫)をつくることがあります。体のあらゆる所に発生しますが、特にできやすい部位は子宮筋層内、子宮の裏側の腹膜、卵巣です。生理痛の原因が全て内膜症とは限りませんが、この子宮内膜症があると約50%の人に生理痛を認めます。<br />
<h4>2.子宮内膜症と不妊症の関係は?</h4>
この内膜症があると、50-80%の人が不妊症になると報告があります。その理由として、一つには内膜症は癒着(ゆちゃく)をおこす病気であり、卵管の周囲に強度の癒着ができれば卵管の動きが制限され、排卵された卵子を吸い上げることができません。また、癒着が強くなくても内膜症の存在により、腹腔内の種々のサイトカインという物質により精子や卵子が攻撃され受精ができなくなります。しかし、最近は卵管を巻き込んでいない内膜症は不妊症の原因とはなりにくいとの意見もでてきています。内膜症の症状としては生理痛の他に、性交時の痛み、排便痛などが認められることがあります。<br />
<h4>3.子宮内膜症の診断は?</h4>
内膜症の診断はどうするのでしょう。まず、第一に内診により、卵巣の腫大や子宮の裏側の腫瘤の有無をみます。この時、内膜症があれば内診指の圧迫により突き上げられるような痛みが走ることがあります。超音波画像診断では、卵巣に貯留した血液像などが観察されることがあります。しかし、腹膜や卵巣の表面に内膜症が存在する場合は超音波ではわかりません。血液検査も有用のことがあります。内膜症の時には血液の中にある物質が増えてくることがあり、これの増加の有無をみます。しかし、これも内膜症があっても正常の値を示すこともあり、これだけでは診断できません。<br />
これらの検査で総合的に診断するわけですが、しかし、それでも内膜症があるにもかかわらず諸検査で異常が認められない時があり、最終的には腹腔鏡といい、おなかの中を内視鏡でのぞく検査で診断することになります。<br />
ここで問題になるのは内膜症があるにもかかわらず、内膜症患者の30-40%の人は症状がないということです。経験した症例の中には開腹すると腸も子宮も卵巣も内膜症による癒着のため一塊となっているにもかかわらず、全く症状を認めない症例もありました。生理痛がないから内膜症ではないとはいえないのです。<br />
<h4>4.不妊症の増加</h4>
最近、不妊症の患者が増加しているとされていますが、その一つの原因に晩婚化があげられています。つまり、結婚が遅くなり結婚年齢が上昇するに従い、内膜症の発症率が増加し、いざ妊娠を希望する時には内膜症のため妊娠が難しくなるからです。<br />
<table align="center">
	<tbody>
		<tr>
			<td>
			<img src="http://www.mizuuchi.or.jp/new/image/image62.gif" alt="image62.gif" width="202" height="219" />
			<br />
			</td>
			<td>
			<p>
			&nbsp;
			<img src="http://www.mizuuchi.or.jp/new/image/image63.gif" alt="image63.gif" width="201" height="140" />
			</p>
			<p>
			卵巣に発生した子宮内膜症は血液が卵巣に貯留するのでその色からチョコレート嚢腫ともよばれる。写真はチョコレート嚢腫の超音波像。&nbsp;
			</p>
			</td>
		</tr>
	</tbody>
</table>
�
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-22T22:53:24+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post.html">
<title>子宮癌について</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post.html</link>
<description><![CDATA[<h4>1.子宮がんによる死亡率は減少している</h4>
<p>
近年、子宮がんによる死亡率は年々減少しております。そのため子宮がんはもう恐くないような印象を持ってしまう方がいるかもしれません。この減少の理由として最近の子宮がんの治療法が進歩したように考えるかもしれませんが、残念ながら治療法の進歩は微々たるもので、死亡率を下げるほどの進歩は見られていないのが現実です。例えば、進行期I、II、III、IV期のそれぞれの5年生存率を、20年前と現在を比較しますとほとんど差はありません。すなわち、進行期別に考えると20年前の成績と同じということです。
</p>
<h4><a name="siori-1" title="siori-1"></a><a name="siori-1" title="siori-1"></a>2.子宮がんによる死亡率の減少の理由は?</h4>
<p>
では子宮がんの死亡率が減少している理由は何でしょう。その大きな理由は進行した子宮がんが減少してきているということと、かつ0期などの早期で発見される症例が増えたからです。これにはがん検診の果たした役割が大きいのです。がん検診は必要ないという内容の本が一般向けで売られていますが、子宮癌の場合、癌検診の果たした役割は大きいのです。&nbsp;
</p>
<h4>3.症状の有無による進行度は?</h4>
<p>
症状がなく検診を受けた場合、頚がんの場合、早期癌である0期、Ia期の占める割合は76%であるのに対し、症状があり、がんであった場合はこれら早期癌
の占める割合は12%にすぎないとの報告があります。症状のないうちに検診をうけることが大切であることが分かると思います。
</p>
<h4>4.若者に頚がんが増えている</h4>
<p>
最近、子宮頚がんの若年化が注目されています。20才代、30才代の前がん状態が増加しています。妊娠に前癌状態が発見されることもそんなにめずらしくありません。検査を受けた事のない方は妊娠初期に受けておくと良いでしょう。
</p>
<h4>5.癌検診の方法は?</h4>
<p>
子宮頚部のがん検診ではまず細胞診を行いますが、数秒で終わり痛みはありません。その結果が異常であれば、コルポスコープという顕微鏡のようなも
ので子宮口の部分を拡大して観察し、病気の最も進んだ部分から組織を採取します。これと診察により進行期が診断され治療法が選択されます。<br />
子宮体癌検診は子宮の中に細いブラシなどの細胞採取器具を挿入し、直接体部から細胞をとってきます。頚部の細胞診では体癌の診断は50%くらいしかできず、体癌の診断を行うためには体癌細胞診を行わなければなりません。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi-master</dc:creator>
<dc:date>2007-04-05T13:51:20+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/hpv1.html">
<title>子宮頚癌とHPV(ヒトパピローマウイルス).1</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/hpv1.html</link>
<description><![CDATA[<h4>子宮頚癌はHPV(ヒトパピローマウイル)の感染から発生します。</h4>
<p>
子宮頚癌は近年、20歳代-30歳代の若年者に増加しており、厚生労働省も子宮癌検診の対象年齢を20歳以上としました。<br />
<br />
子宮頚癌の発生は、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスが大きく関わっています。しかし、このウイルスに感染すれば、皆すべてのヒトが子宮頚癌になるというわけではありません。実際に進行した癌になるには、他の因子が関係してきます。<br />
<br />
このウイルスに対するワクチンは、子宮頚癌の発生の抑制に効果があることがわかり、子宮頚癌の予防のために、日本でも実際の臨床の場で使用され始めました(2009年12月22日以降)。<br />
<br />
また、アメリカでは、子宮癌検診の際に、30歳以上では従来の細胞診の他に、このHPVを持っているか、特に将来、頚癌になりやすい高リスクタイプのHPVを持っているか、を検査することが一般的になってきました。<br />
<br />
この検査をすることにより、
</p>
<ul>
	<li>現在、細胞診では異常がなくても、高リスクタイプのHPVを有する場合には、将来、異形成(癌の手前の状態)や上皮内癌になるリスクが高くなります。しかし、経過によりHPVが消失すれば、そのリスクは低下します。</li>
	<li>細胞診で正常で高リスクHPVが陰性であれば、検診は3年後でいいと言われています。</li>
</ul>
<p>
当院でも御希望の方にはこの検査を行っています。細胞診と同時に行い、綿棒でこするだけの簡単な検査です。現在、保険が効かず、自費ですが、安心を得るため希望される方も増えています。より精度の高い癌検診をご希望の方はお申し出下さい。
</p>
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi-master</dc:creator>
<dc:date>2007-04-05T13:44:44+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/hpv2.html">
<title>子宮頚癌とHPV(ヒトパピローマウィルス).2</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/hpv2.html</link>
<description><![CDATA[<h4>アメリカ産婦人科学会が一般向けに発表しているコメントを訳してみました。&nbsp;</h4>
<ul>
	<li>子宮頚癌は予防ができます。前癌変化の早期診断が鍵(かぎ)です。</li>
	<li>HPVは頚がんになる主要なリスクです。ほとんどのアメリカの女性はHPVを有していますが、非常にごくわずかの人が頚がんになります。</li>
	<li>HPVは30歳以下の女性に普通に見られます。ほとんどは治療しなくても自然に消えてしまいます。女性の免疫機構が正常に働いていれば、頚癌への進展はまれです。数年間HPVが消えない時だけ、頚癌に進展します。</li>
	<li>あなたのHPVの状態を知ることが今後の検診に役に立ちます。あなたの健康状態や他の因子についての情報は、あなたが低リスクかどうか決定するのに役立ちます。</li>
	<li>あなた、またはあなたのパートナーを責めないで下さい。あなたのHPVの状態は、あなた、またはあなたのパ&minus;トナーの性行為の信頼できる指標ではありません。</li>
</ul>
<h4>Q&amp;A</h4>
<h5>Q1.HPVとは何ですか?　どうしてHPVにかかったのですか?</h5>
<p>
A1:HPVはヒトパピローマウイルスの略で、頚がんの発生のリスク因子であることが認められています。2000万人以上のアメリカ女性が感染しています。HPVタイプは100以上知られています。この内、今の所13タイプのウイルスがhigh riskであり、頚がんを引き起こします(ここの項ではHPVとは高リスクタイプHPVのことを指します)。しかし、HPVに感染しているだけでは頚癌になりません。ほとんどの症例は健康な免疫機構が癌関連ウイルスを含め抑制、または消滅させます。よって、HPVを持っていてもほとんどの女性は癌にはなりません。しかし、もし、HPV感染が数年間継続していれば、癌を導くかもしれません。長期間の感染の持続は細胞の変化を引き起こす大きな機会をもたらします。
</p>
<h5>Q2.誰がHPVに感染しますか?</h5>
<p>
A2:性的にactive な人はだれでも感染する可能性はあります。いずれかの時期に75%の人が感染していると言われています、まれなcaseだけが、頚がんに進展します。
</p>
<h5>Q3.細胞診は正常でしたが、HPVのhigh risk typeは陽性でした。これはどう判断したらいいでしょうか。</h5>
<p>
A3:正常細胞診であるものの、HPV high risk陽性の人は数%から10%の人だけが、5年以内に異常細胞が検出されるようになります。HPV陰性の人よりはより頻回に検査を受けた方がいいでしょう。
</p>
<h5>Q4.細胞診も正常、HPVも陰性でした。</h5>
<p>
A4:両方の検査が問題なければ、3年ごとの検診でいいでしょう。
</p>
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi-master</dc:creator>
<dc:date>2007-04-05T13:42:26+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_1.html">
<title>子宮体癌について</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_1.html</link>
<description><![CDATA[子宮体癌は体部の内膜から発生した癌で、頚癌と比較し日本人には少ない子宮癌ですが、最近は本邦でも増加傾向にあり、以前は9対1(頚癌対体癌)といわれていましたが、最近は大学によっては6対4にまで増加してきています。<br />
&nbsp;体癌は頚癌と異なり女性ホルモン(エストロゲン)に依存する腫瘍で、妊娠の経験のない方、肥満の方、糖尿病、高血圧、閉経後の方に多く発生しますが、最近は閉経前の方も増えている印象があります。一般的には最後の妊娠後10年以降に発生することが多いのですが、それ以前に発症する方もいますので、生理以外の子宮体部からの出血がある場合は体癌の検査も必要です。<br />
&nbsp;診断は細胞診でスクリーニングし、異常がある場合には組織を採取します。最近は診断のために腟から見る超音波診断装置が使用され、内膜が厚い場合には体癌が疑われます(特に閉経後の場合)。超音波診断は無痛であり、内膜細胞診の器具が入らない、子宮口が閉鎖した閉経後の患者さんの場合に特に有用です。また、子宮鏡というファイバースコープを子宮の中に挿入し、病巣の広がりなどを診断することもあります。<br />
症状としては異常出血がほとんどの患者さんにみられます。疼痛はあまりありません。閉経後に出血が見られた場合には体癌検診が必要です。しかし、閉経後の出血は必ずしも体癌だけではありません。萎縮性腟炎などでも出血しますので、病院で検査を受けられることをおすすめします
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-04T21:48:07+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_2.html">
<title>細胞診について</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_2.html</link>
<description><![CDATA[<p>
検査の実際:<br />
<br />
子宮癌検診は一般的には子宮の入り口である子宮頚部の癌の検診をさすことが多く、この子宮頚部をスパーテル(木へら)などの器具でこすることにより細胞を採取し、ガラスの上に塗布します。これをアルコール液に漬けて細胞を固定したあと、染色をします。染色後、顕微鏡で細胞を観察し、異常な細胞がないか、癌細胞が見られないかなどを診断するわけです。<br />
<br />
この頚癌の細胞診は痛みは全くなく、数秒で終わります。<br />
<br />
一方、最近日本でも増加傾向のある子宮体癌の細胞診はちょっと痛みを伴うことがあります。子宮の中に細いブラシなどの器具を挿入し、細胞を採取します。そのあとの染色などは頚癌の細胞診と同様です。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<h4><u><span style="font-size: medium" class="img-clear-0">子宮頚癌検診の新しい結果報告について</span></u></h4>
<p>
<br />
最近、子宮頚癌の細胞診の結果報告の様式が変わりました。アメリカを中心に採用されているベセスダシステムに変わったのですが、従来のに比べ、一般の方には分かりずらいものになったのかもしれません。今までの結果はI型からV型までの数字で表しましたが、これからはこのような数字ではなく、細胞診で推定される病変そのものを記載することになりました。例えば、上皮内癌が疑われる場合は、その結果はIV型ではなく、推定病変は上皮内癌、などと病名を書くことになりました。施設によってはまだ従来の数字で結果が出る所もあるかもしれませんが、新しい結果報告を採用している所でもしばらくは従来の報告と併用して報告されると思います。<br />
強調したいことは、細胞診の結果はあくまでも推定であり、実際の病態とは異なることがあるということです。細胞診の結果で推定病変は高度異形成という結果が出たとしても、実際は軽度異形成かもしれませんし、上皮内癌かもしれないということです。細胞診で異常が見つかった時はコルポスコープという拡大鏡で子宮の頚部を観察し、異常の部分があれば組織を採取します。その組織の結果が最終診断となります。当院では、このコルポスコープでの精密検査も行っておりますので、他院で精密検査が必要な結果が出た時も検査を受け付けております。&nbsp;
</p>
<p>
下記に新しい細胞診の判定の結果である推定病変とその用語の説明および従来の型について記載します。
</p>
<p>
****************************************************************************&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<h4><span style="font-size: large"><em><span>=子宮頚部細胞診判定 ・・(ベセスダシステム2001準拠)=</span></em></span></h4>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
<u><span style="font-size: medium">*<span style="color: #008080">推定病変</span>・・・・・　　用語説明　　&lt;<span style="color: #3366ff">従来の型</span>&gt;</span></u>
</p>
<p>
<span style="font-size: medium"><u>a.<span style="color: #008080">陰性</span></u></span>・・&nbsp;&nbsp;&nbsp; ・微生物　　・その他の非腫瘍性所見 &lt;<span style="color: #3366ff">I, II型</span>&gt;
</p>
<p>
<span style="font-size: medium"><u>b.扁平上皮系異常</u></span>
</p>
<ul>
	<li>1.<span style="color: #008080">軽度扁平上皮内病変の疑い</span>・・判定困難 な異型扁平上皮細胞　 &lt;<span style="color: #3366ff">II, IIR, IIIa型</span>&gt;</li>
</ul>
<ul>
	<li><span style="color: #008000">2</span>.<span style="color: #008080">高度扁平上皮内病変の疑い</span>・・高度扁平上皮内病変を除外できない異型扁平上皮細胞 &lt;<span style="color: #3366ff">IIIa, IIIb</span>&gt;</li>
</ul>
<ul>
	<li><span style="color: #008000">3</span>.<span style="color: #008080">HPV感染</span>・・軽度扁平上皮内病変 &lt;<span style="color: #3366ff">IIR , IIIa</span>&gt;</li>
</ul>
<ul>
	<li><span style="color: #008000">4</span>.<span style="color: #008080">軽度異形成</span>・・ 軽度扁平上皮内病変 &lt;<span style="color: #3366ff">IIIa</span>&gt;</li>
</ul>
<ul>
	<li><span style="color: #008000">5</span>.<span style="color: #008080">中等度異形成</span>・・高度扁平上皮内病変 &lt;<span style="color: #3366ff">IIIa</span>&gt;</li>
</ul>
<ul>
	<li><span style="color: #008000">6.</span><span style="color: #008080">高度異形成</span>・・ 高度扁平上皮内病変 &lt;<span style="color: #3366ff">IIIb</span>&gt;</li>
</ul>
<ul>
	<li><span style="color: #008000">7</span>.<span style="color: #008080">上皮内癌</span>・・ 高度扁平上皮内病変 &lt;<span style="color: #3366ff">IV</span>&gt;</li>
</ul>
<ul>
	<li><span style="color: #008000">8</span>.<span style="color: #008080">扁平上皮癌</span>・・扁平上皮癌 &lt;<span style="color: #3366ff">V</span>&gt;</li>
</ul>
<p>
<span style="font-size: medium"><u>c.腺系異常</u></span>
</p>
<ul>
	<li>9.<span style="color: #008080">腺異型または腺癌疑い</span>・・異型腺細胞 &lt;<span style="color: #3366ff">III</span>&gt;</li>
</ul>
<ul>
	<li>10.<span style="color: #008080">上皮内腺癌</span>・・上皮内腺癌 &lt;<span style="color: #3366ff">IV</span>&gt;</li>
</ul>
<ul>
	<li>11.<span style="color: #008080">腺癌</span>・・腺癌 &lt;<span style="color: #3366ff">V</span>&gt;</li>
</ul>
<ul>
	<li>12.<span style="color: #008080">その他の悪性腫瘍</span>・・その他の悪性腫瘍 &lt;<span style="color: #3366ff">V</span>&gt;</li>
</ul>
<p>
<u><span style="font-size: medium">上記結果の次の対応は・・</span></u>
</p>
<ul>
	<li>上記推定病変1の時・・①HPV検査が望ましい　または　②6か月以内に細胞診再検</li>
</ul>
<ul>
	<li>&nbsp;&nbsp; &nbsp;<span style="color: #008000">2,3,4,5,6,7,8</span>の時・・精密検査(コルポスコピーによる観察および生検)を行う</li>
</ul>
<ul>
	<li>&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp; &nbsp; &nbsp;&nbsp; 9,10,11の時・・コルポスコピー、生検、頚管および内膜細胞診または組織診を行う</li>
</ul>
<p>
*****************************************************************************
</p>
<ul>
	<li>異常がない場合には、&quot;<span style="color: #008080">陰性</span>&quot; という結果になります。</li>
	<li>異常がある場合には、&quot;<span style="color: #008080">軽度異形成</span>&quot;などの推定病変名で結果が出ますが、上記に書きましたようにあくまでも推定です。</li>
	<li>子宮頚部扁平上皮癌の発生の段階は下記のように進みます。<br />
	軽度異形成&rarr;中等度異形成&rarr;高度異形成&rarr;上皮内癌&rarr;微小浸潤癌&rarr;浸潤癌</li>
	<li>コルポスコピーとは、子宮頚部をコルポスコープという拡大鏡で拡大して観察し、病気の部分を確認する検査法。このコルポスコープで見ながら異常部の組織を採取します。精密検査の時に行います。</li>
	<li>生検とは、子宮頸部の場合、コルポスコープの検査のもと、組織を一部採取し病理検査を行うことです。<br />
	************************************************************<br />
	<span style="font-size: medium; color: #0000ff">子宮体部</span>の細胞診の結果は従来通り、<br />
	I、II型は正常、III型は増殖症または癌の疑い、IV、V型は癌です。<br />
	************************************************************</li>
</ul>
<table width="375" height="146">
	<tbody>
		<tr align="center">
			<td>
			<img src="http://www.mizuuchi.or.jp/new/image/image102.gif" alt="image102.gif" width="160" height="120" />
			</td>
			<td>&nbsp;
			<img src="http://www.mizuuchi.or.jp/new/image/image103.gif" alt="image103.gif" width="160" height="120" />
			</td>
		</tr>
		<tr align="center">
			<td>&nbsp;正常細胞</td>
			<td>&nbsp;上皮内癌</td>
		</tr>
		<tr align="center">
			<td>
			<img src="http://www.mizuuchi.or.jp/new/image/image104.gif" alt="image104.gif" width="160" height="120" />
			</td>
			<td>&nbsp;</td>
		</tr>
		<tr align="center">
			<td>癌細胞&nbsp;</td>
			<td>&nbsp;</td>
		</tr>
	</tbody>
</table>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
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<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-04T19:54:51+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_4.html">
<title>子宮癌の精密検査</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_4.html</link>
<description><![CDATA[<br />
細胞診の結果は&quot;がんを想定する&quot;などと表現されるように、最終的な診断ではありません。治療に進む前に組織検査を行い、治療前の最終診断をします。<br />
<br />
<h4>子宮頚癌の場合:</h4>
<p>
細胞診で異形成以上の病変が疑われた場合は異常組織を採取し、組織学的に診断しなければなりません。特に異形成の場合は病巣の部分が小さいこともあり、正常の部分の組織を採取してしまえば、正常の結果が出てくる恐れがあります。このため、子宮腟部拡大鏡(コルポスコープ)という顕微鏡のようなもので頚部を拡大して観察し、酢酸で加工した後、異常部分を確認して組織を採取します。
</p>
<p>
<br />
<img src="http://www.mizuuchi.or.jp/new/image/image80.gif" alt="image80.gif" width="195" height="150" />
<img src="http://www.mizuuchi.or.jp/new/image/image82.gif" alt="image82.gif" width="175" height="146" />
<br />
<br />
(頚癌の子宮口をコルポスコープで観察したもの。白い部分が病巣)<br />
</p>
<h4>子宮体癌の場合:</h4>
<p>
子宮体癌の精密検査は内膜の組織を掻破して採取します。内膜癌の場合も病巣が小さい場合があり、子宮鏡で子宮内を観察し、病巣の部分を確認したのち組織を採取した方がより正確に診断できますが、この子宮鏡はコルポスコピーほど普及していないため、子宮鏡の観察なしで数カ所から組織を採取することが多いようです。
</p>
]]></description>
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<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-04T01:09:09+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_11.html">
<title>更年期障害</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_11.html</link>
<description><![CDATA[<h4>更年期障害とは</h4>
<p>
更年期という言葉はよくきかれますが、更年期とはどの時期を指すのでしょうか。個人差はあるものの、大体42才から56才くらいまでの期間であり、その間にほとんどの方が閉経になります。ちなみに最後の月経から1年間月経がない場合に、閉経になったと診断されます。<br />
更年期には体や心に様々な変化が生じます。その原因は大きく3つに分けられます。第一は女性ホルモンの減少、第二はその女性のおかれている社会的な要因、第三は精神的な要因です。更年期障害は女性ホルモンの急激な減少という根本的原因に、社会的、精神的な要因が加味されて現れてきます。したがって、女性ホルモンの減少という共通の現象があるにもかかわらず、明るく満ち足りた生活を送っている人は更年期障害も軽くすむかもしれません。<br />
更年期は卵巣機能の低下による女性ホルモンの減少しつつある時期であり、まず月経異常が最初に現れてきます。月経周期が短くなり、その結果1か月に2度の月経をみることがあります。排卵もない周期があり、月経持続日数も短縮し、経血量も少なくなります。また、逆に経血量が増加することもあります。<br />
次に現れてくるのは自律神経失調症状、いわゆる更年期症状です。もっとも代表的な症状として、顔のほてりや異常発汗があります。急に顔がかっと熱くなり、汗が滝のように流れると訴える人もいます。これらの症状は閉経後5年以上10年未満の人でも40%にみられますが、閉経後10年以上経過した人では4%に低下すると報告されています。<br />
精神神経症状も更年期障害の一つとして現れることがあります。イライラ、不眠、抑うつ状態などで、具体的には、外出したくない、人と会いたくない、やる気がおきない、疲れやすい、物忘れ、頭痛などを訴えてきます。<br />
さらに時間が経過すると生殖器症状が出現してきます。女性ホルモンの一つであるエストロゲンの減少により、外陰部の皮膚や腟粘膜の萎縮が始まり、この萎縮により外陰部掻痒症や性交痛が出てきます。若い時は腟は酸性であり、菌が発育しにくい状況になっていたのですが、更年期でエストロゲンが減少することにより、腟内はアルカリ性に傾くため、菌が繁殖しやすくなり、腟粘膜が萎縮し薄くなることも加わり、腟炎を生じやすくなります。このため、腟の乾燥感、性交痛などが発症するわけです。また、腟炎をおこすことにより、菌が尿道の方にまわり、それが尿道炎、膀胱炎をおこしてきます。更年期以後、膀胱炎を繰り返す人はまず腟炎を治療しなければなりません。<br />
閉経後に症状が更年期障害によるものか、ホルモン値を調べてほしいと受診される方がいますが、ホルモン値が異常になったために閉経になるので、閉経の方は全てホルモン値は異常です。よって調べる意義はありません。<br />
参考文献 : 臨床医のための女性ホルモン補充療法マニュアル　編集 : 青野敏博<br />
<br />
更年期障害のいろいろな症状<br />
A.急性期の症状<br />
1.血管運動神経障害・・・のぼせ、熱感、発汗亢進、寝汗、動悸、肩こりなど<br />
2.精神神経障害・・・不眠、不安、記憶力減退、物忘れ、頭痛、イライラ、抑うつなど<br />
B.亜急性の症状<br />
1.腟・尿道粘膜の萎縮・・・性交障害、腟炎、膀胱炎、頻尿、尿失禁<br />
2.皮膚障害・・・希薄化、乾燥、知覚障害、疼痛、しびれ、外陰部掻痒<br />
3.コレステロールの増加・・・コレステロールの増加、悪玉コレステロールの増加、善玉コレステロールの低下<br />
C.慢性障害<br />
1.骨粗鬆症・・・骨折<br />
2.心血管系の危険性の増大・・・動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞<br />
<br />
<br />
</p>
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-03T22:30:55+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_12.html">
<title>更年期障害の治療</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_12.html</link>
<description><![CDATA[<p>
更年期障害は女性ホルモンの減少によって生じるものですから、治療薬の第一選択は女性ホルモンを補うことです。わが国ではホルモン剤というと拒否反応を示す方がいますが、現在アメリカでは更年期以降の年代の方の30-40%くらいの方が、そして中流家庭以上の方のほとんどがホルモン剤の投与を受けており、30年前から行われている確立された治療法です。(日本ではいまだに薬局の方や、他の科の医師で誤解している方がいることは残念です)<br />
現在行われているホルモン補充療法は、2種類の女性ホルモンを服用または、腹部に貼付する方法です。この女性ホルモンは卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類です。服用の仕方は大きく2つに分けられます。一つは手術を行いすでに子宮がない方の服用方法で、卵胞ホルモンを1日1錠連日服用または貼り薬を1日おきに腹部にはります。一方、子宮がある方は2種類のホルモンを使用します。<br />
ホルモン剤の副作用を心配される方がいますが、そのホルモンの量はかなり少ないため、重大な副作用はありませんが、少量の不正出血をみる方がいます(すでに子宮を摘出している方はもちろん出血はありません)。しかし、これはあくまでもホルモン剤の服用による子宮内膜の反応によるものであり、心配するような異常出血ではなく、続けて服用するとほとんどの方は出血は止まります。<br />
日本では、ホルモン剤と癌の関係を心配される方がいます。しかし、データをもとにした議論をしなければなりません。癌全体では癌が増えるということはありません。ホルモン補充療法を行っている人は、<span style="color: #0000ff">子宮体がん、大腸がんになりにくくなる</span>ことがわかっています。しかし、卵胞ホルモンだけを服用すると、子宮体癌になる率が若干増加します(先に述べましたように子宮がない方は卵胞ホルモンだけを使用しても心配ありません)。そこで、卵胞ホルモンと一緒に黄体ホルモンを服用すると、全くホルモン剤を飲まない人に比較すると5分の1にまで体癌になる確率が減少してしまいます(黄体ホルモンは体癌の治療薬としても使用されています)。つまり、ホルモン補充療法を行うことにより、最近、日本人に増加傾向のある<span style="color: #0000ff">子宮体がんになりにくくなる</span>ということです。<br />
乳がんに関しては、まだ、結論は出ていませんが、最近は5年以上服用すると若干増加するということが言われています。過去に世界中でいくつも乳がんとホルモン補充療法の関係について調べた論文がありますが、女性ホルモン剤を服用すると乳癌になりやすくなる、と言う論文と、逆に乳がんになりにくくなるという論文は半数ずつなのです。少なくとも5年以内の使用には問題はありません。最近の110,984名という多数を対象者とした論文(2006年12月発表。アメリカの2002年のWHIの発表は26,000名)でも、5年以内の服用では乳癌は増加しないことが再確認されています。5年以上服用した場合には若干増えますが、アメリカのWHIの研究でも0.08%のごくわずかの増加であり、心配するほどのものではありません。そもそも日本人に乳癌が増加しているというものの、アメリカ人に比較するとまだ半数です。また、卵胞ホルモンだけを使用している方は乳癌になりにくいという考え方も支持されてきています。<br />
ホルモン補充療法を受けると体重が増加すると考えている方もいますが、体重の増加はありません(Am J Obst Gynec 2007年の論文)。むしろ内蔵脂肪などは減少するとされています。<br />
癌になりにくくなるものの、子宮がん、乳がん検診は受けるべきです。乳癌検診はマンモグラフィーが推奨されていますが、マンモグラフィーで全ての乳癌がわかると誤解されている方もいます。しかし、触診で明らかな乳癌がマンモグラフィーでわからないこともあります。日本では超音波診断法が普及しており、マンモグラフィーと同程度の診断率とされています。しかし、マンモグラフィーも超音波も診断に不得手な乳癌があり、両方をやることが診断率を上昇させます。<br />
ホルモン補充療法を受けていると、寝たきりの原因の一つとなる骨折が減少することもわかっています。<br />
更年期症状の改善はもちろんのこと、腟炎、膀胱炎などの泌尿器、生殖器症状の改善、骨粗鬆症の予防、治療、コレステロールの減少、動脈硬化の予防、ひいては心、血管系の疾患の予防のために、若返って、元気な毎日を過ごすために、ホルモン補充療法を受けられてはいかがでしょうか。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-03T22:28:16+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_9.html">
<title>不正出血</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_9.html</link>
<description><![CDATA[<p>
時に生理以外に出血が認められることがあるという方がいると思います。これは煩わしいと思うのと同時に、何か異常でもあるのだろうかと考える方が多いと思います。年齢により、不正出血を起こす原因が異なります。<br />
</p>
<h4>10代<br />
</h4>
<p>
10代ですとほとんど場合ホルモンの分泌異常による出血です。月に2度も3度も出血があり、どれが生理でどれが不正出血かわからないといって来院されるこ
とがあります。これは卵巣の機能がまだ充分成熟していないため、ホルモンのバランス異常により出血してくるわけです。一般的に排卵がない周期が多く、その
ため排卵周期に見られる黄体ホルモン分泌がなく、1種類の卵胞ホルモンしか分泌されないため、子宮内膜が早期に剥脱し出血してきます。排卵があっても黄体
ホルモン分泌不全の場合はやはり出血をきたします。
</p>
<h4>20代以上</h4>
<p>
20才以上の成熟婦人の場合は様々な原因が考えられます。まず妊娠可能な年齢では妊娠に関係した出血、例えば切迫流産なども考えておかなければなり
ません。妊娠するはずはないと自信を持っている人でも意外と妊娠していることがあります。また、生理と生理の中間にかぎって出血してくる人もいます。これ
はいわゆる中間期出血であり、排卵前後のホルモンの分泌の変化により子宮内膜が一部剥脱してくるものです。心配するものではありませんが、妊娠を希望して
いる人はホルモン剤の服用を考えた方がよいでしょう。妊娠を希望しない人の場合は、その出血が気になるのであればホルモン治療を行った方がよいのですが、あ
まり気にならなければそのまま様子を見ても問題はありません。<br />
また、性交の時に出血する人もいます。これは子宮の頚部(入り口)にびらんがある場合に認められます。特にびらんに炎症が加わると出血しやすくなります。
このびらんは生理がある若い人であれば、5人に2-3人に認められるものですが、出血しやすいびらんの場合には性交の時に出血してくることがあります。問
題はこのびらんが悪性の場合です。びらんは肉眼で見ただけでは良性か悪性かは判断できないことが多く、細胞をとって検査をする、いわゆる細胞診(癌検診)
をしなければなりません。最近はこの子宮の入り口の癌、子宮頚癌やその前癌状態が若い人にも多く見られるようになり、頚癌の若年化が注目されています。若
い人も異常出血を認めた場合は癌検診をうけて下さい。<br />
また、子宮の頚部(入り口)や内膜のポリープなどでも出血してきますし、子宮筋腫がある場合では生理が長引いたり、量が多くなることがあります。<br />
更年期ころではやはり無排卵、黄体機能不全などホルモン分泌異常により出血することが多くなります。月経周期も短くなり、頻回に出血することがあります。
</p>
<h4>閉経以後</h4>
<p>
閉経以後の少量の出血は腟炎のことが多いのですが、やはり癌の有無を診断しなければなりません。閉経後は子宮頚癌はもちろんのこと子宮体癌の可能性も出てきますので、頚部の癌検診だけでなく、体癌の細胞診も行わなければなりません。<br />
<br />
以上のほかにも出血をきたす疾患はあります。自己判断せず、不正出血がみられたら産婦人科を受診していただきたいと思います。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-03T22:26:29+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_5.html">
<title>性感染症</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_5.html</link>
<description><![CDATA[最近増加傾向にあるクラミジアや、従来の性病である梅毒、淋病などを含む性行為により感染する病気は性感染症と呼ばれます。初交年齢の若年化、性行動の活発化により、これら性感染症は増加しています。今回は代表的な性感染症について書いてみたいと思います。<br />
<h4>1.クラミジア感染症</h4>
現在、世界でもっとも症例が多い性感染症であるといわれているクラミジアですが、臨床症状があまりはっきりせず、命にかかわる病気でないため、治療される症例より、感染する症例が多いためと考えられています。性行為により子宮の口である頚管から侵入し、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎と広がっていきます。不妊症や子宮外妊娠の原因になったり、流産、早産を引き起こします。頚管炎の時には症状が顕著でないため、骨盤内に広がって痛みが出てから診断がつくことが多いようです。<br />
<h4>2.淋病</h4>
古くからある性病で、ペニシリンなどの抗生物質が有効なため減少していましたが、最近再び増加傾向にあるようです。クラミジアと混合感染もあり、男性の場合、排尿痛、尿道分泌物の増加などの症状がありますが、女性の場合は半数以上は無症状と言われています。最近のクラミジアの流行以前は骨盤腹膜炎の大きな原因でした。従来使用されてきた抗生物質の効果が弱くなって来ています。<br />
<h4>3.梅毒</h4>
通常、皮膚、粘膜の接触で感染します。進行状態により1期から4期にまで分類されますが、最近は進行した3、4期は見られなくなりました。しかし、早期梅毒でも症状のない梅毒が半数以上であり、健康診断や妊婦健診時などに偶然発見されることがまれにあります。1期の症状は丘疹が外陰部に出現し、それが潰瘍化します。ソ径リンパ節が腫れることもあります。ペニシリンが現在でも有効です。<br />
<h4>4.性器ヘルペス</h4>
単純ヘルペスウイルスによる性感染症であり、最近増加傾向にあります。性交後、2-7日後に小水泡が外陰に出現し、それが破れて潰瘍を作ります。痛みがかなり強く、発熱、ソ径リンパ節の腫れが出ることもあります。一度これにかかりますと、治っても再発することがたびたびありますが、症状は軽度です。治療は抗ウィルス剤の内服剤と軟膏で治療します。<br />
<h4>5.尖圭コンジローム</h4>
これはヒト・パピローマウイルス(HPV)により感染し、性器にイボ状の腫瘤ができるものです。潜伏期間は性交後2-3か月で、ウイルスで発生するものですから、数多くできることがあります。外陰部だけでなく、腟内、子宮口にもできることがあります。これも一度治療しても再発することがあります。<br />
<h4>6.トリコモナス膣炎</h4>
<p>
トリコモナスという原虫が腟内にたくさんいると、膣炎を起こし、おりものが多くなったり、かゆみが出てきます。腟がただれ、真っ赤になることもあります。トリコモナスは肉眼では見えませんが、白血球より大きく、鞭毛(べんもう)を持ち、動いている虫です。<br />
先に述べたように、かゆみがあることが多く、またあわのようなおりものが多くなります。<br />
この原虫は腟以外にも、子宮の入り口、尿道、膀胱、バルトリン腺などにも入りこみます。<br />
性交により男性にも感染し、また逆に男性から女性へも感染します。症状は女性ばかりで男性にはふつう症状はありません。<br />
治療法は腟内を洗浄して原虫を少なくし、トリコモナスに対する薬を挿入するため、通院が必要ににります。また、膀胱など薬を入れにくい部位にあるトリコモナスを治療するため、内服剤を服用すると再発も防げます。ご主人も内服薬を服用し、夫婦同時に治療していただきます。治療中は性交はしないで下さい。<br />
治療終了2週間後にトリコモナスの有無を検査し、治っているかを検査します。
</p>
その他HIV感染症など、ほかにもいくつもありますが、紙面の関係で省略いたします。上記の症状があれば早期治療のため、そしてさらに他の人への感染を避けるため、早めに産婦人科を受診していただきたいと思います。<br />
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-03T14:24:13+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_6.html">
<title>クラミジア感染症</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_6.html</link>
<description><![CDATA[最近、クラミジア感染症が男性にも女性にも増加してきています。クラミジアは細菌にもウィルスにも属さないもので、最初は男性の非淋菌性尿道炎の原因として注目されました。クラミジアは性感染症の一つで女性にも感染症例が多いことが明らかになってきました。女性の場合、骨盤内の腹膜炎や子宮外妊娠の原因になったり、不妊症、流産の原因として重要な疾患になってきました。<br />
女性の場合、最初は頚管炎(子宮の入り口の炎症)で始まりますが、症状を認めない患者さんが多いことが問題となります。しかし、感染後、時間がたち頚管から卵管へ広がり、さらに腹腔内に進むと、骨盤腹膜炎を起こすことにより下腹痛が出現してきます。<br />
<br />
次にクラミジアによって引き起こされる疾患をあげます。<br />
<br />
1.頚管炎<br />
子宮の入り口の頚管という部分の炎症であり、帯下(おりもの)が増加することがありますが、多くの場合無症状です。しかし、この段階で治療しなければ、卵管や腹腔内へ炎症が波及してしまいます。<br />
<br />
2.子宮附属器炎・骨盤腹膜炎<br />
頚管炎の段階で治療がなされない時、卵管、卵巣周囲の炎症が生じ、さらに骨盤腹膜炎となります。この段階になって初めて下腹痛を認め、病院を訪れることがあります。<br />
<br />
3.不妊症<br />
前述の卵管炎や骨盤腹膜炎になると、卵管が閉塞したり、卵管周囲に癒着が生じ、不妊症を引き起こします。最近、子宮外妊娠の多くはクラミジア感染症が原因であることが報告されています。<br />
<br />
4.羊膜炎・流産<br />
妊娠している場合、羊膜の炎症を起こして破水してしまう結果、流産を引き起こすことも報告されています。<br />
<br />
5.産道感染<br />
分娩時、赤ちゃんが産道を通過する時、クラミジア感染があれば多くはありませんが新生児に結膜炎や肺炎を生じさせることがいわれています。前記の羊膜炎や産道感染による新生児への感染を考慮し、妊娠中にはクラミジアの検査を行うことが多くなりました。<br />
診断は頚管からクラミジア抗原を検出することや血液の中の抗体の存在を検査し、クラミジア感染が起きているかを診断します。この抗体は治療を行い、治っているにもかかわらず、なかなか低下、陰性化しません。<br />
<br />
治療はマクロライド系の抗生物質やニューキノロン系の抗菌剤を一般的に1週間使うことにより行います。クラミジアの場合、相手の方も検査を受け、陽性であれば治療しなければなりません。<br />
<br />
クラミジアは先に述べましたように女性の場合は<span style="color: #0000ff">不妊症</span>につながります。最初は症状を認めないことが多いのですが、おりものの増加や下腹痛がある場合は受診されることをお勧めします。<br />
<br />
<br />
<br />
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-03T13:27:37+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_8.html">
<title>カンジダ症</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_8.html</link>
<description><![CDATA[帯下(たいげ:おりもの)や外陰部のかゆみを訴えて来院する患者さんは産婦人科の外来で多くみられます。その中でも多いのはカンジダ症とトリコモナス症です。<br />
<br />
カンジダとは真菌というカビの一種で、腟の中にいる常在菌の一つです。掻痒感が強く、外陰炎が強くなると外陰部は発赤し、ひどい場合は無意識に掻き、引っかき傷のようになってから来院される方もいます。おりものは白く、豆腐のかす状とかヨーグルト状と表現されます。カンジダ症は妊娠している時や、抗生物質を飲んだ時、糖尿病の方、体力の消耗した時、発熱した時、温泉などで長湯をして体が暖まった時などに発症します。市販の総合感冒薬ではカンジダ症にはなりません。むしろかぜで発熱したことによりカンジダ症になったと思われます。<br />
<br />
妊娠している時は、分娩時までに治療しておかなければ、産道を赤ちゃんが通ってくる時に赤ちゃんの口に入り、特に未熟児の場合に鵞口瘡というカンジダ性の口内炎になり、口がただれて母乳を飲めなくなることがあります。また、口の中に入ったカンジダ菌が腸を通り、便に排出され、新生児期にカンジダによるおしりのただれが生じることもあります。さらにあまり多くはありませんがカンジダによる子宮の出口である頚管部の炎症で破水が起こり早産を引き起こすこともあります。<br />
<br />
抗生物質の治療を受けた後もよくカンジダ症になり来院する方がいます。これは抗生物質によりカンジダに拮抗する腟の中の細菌が減少し、カンジダが増殖しやすい環境ができるためです。しかし、抗生物質も必要な場合は飲まなければカンジダ症どころではない重症の炎症を引き起こしてしまいます。カンジダ症になりやすいので抗生物質は飲まないという自己判断する方がいますが、医師の指示に従って服用して下さい。<br />
<br />
カンジダ症を何度も繰り返す方がいますが、この場合は糖尿病のことがあります。糖尿病の場合尿に糖が多く含まれているわけですが、この尿糖が外陰部を刺激して、また免疫能の低下がカンジダ症を発症し易い状態にします。<br />
<br />
また、温泉、サウナ、岩盤浴に行ったあとカンジダ症になってくる方もいます。そこで感染したというわけではありません。長時間体温が上がると、カンジダ菌が腟の中で増殖してくるものと考えられます。<br />
<br />
市販の軟膏を塗って外陰炎がひどくなってから来院する方もいます。かゆみ止めの中にはカンジダ症を悪化させるステロイドという物質が含まれていることがよくあります。単なる湿疹であればこれは有効のことがあるのですが、カンジダの場合は逆効果です。<br />
<br />
カンジダ症の治療は腟洗浄した後に腟座薬を腟内にいれるのに通院します。また、外陰炎にはカンジダ症のための軟膏を塗ります。かゆみがなくなると通院を中断してしまう方がいますが、中途で腟洗浄、腟座薬挿入を終えますとすぐ再発してきます。外陰部がかゆいのは腟に繁殖したカンジダ菌が外陰に降りてきて炎症を引き起こしているのですから、外陰部の炎症が治まっても、もとの腟内の炎症が治っていない場合は再発してきます。難治性の場合は飲み薬も使用することがあります。<br />
<br />
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-03T12:35:51+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_7.html">
<title>外陰ヘルペス感染症</title>
<link>http://www.mizuuchi.or.jp/gynecology/post_7.html</link>
<description><![CDATA[外陰部の強い痛みのため外来を受診される方がいます。この時ヘルペスというウィルスによる感染症のことがあります。<br />
<br />
これは単純ヘルペスウィルスというウィルスによって、唇や性器などに感染します。このウィルスにはI型とII型があり、I型は口唇の病変が多く、II型はほとんど性器だけに発症します。ヘルペスは接触感染で、飛沫感染はありません。<br />
<br />
症状は初めてかかる場合は症状が非常に強くでますが、時に自覚がない場合もあります。性交渉などで感染してから3-7日の潜伏期間後に外陰部に激しい痛みを伴った2-5mmほどの潰瘍や水泡が多数出てきます。足の付け根のリンパ節の、痛みを伴ったはれができたり、熱も38度くらい出ることがあります。痛みのため排尿もできなかったり、座ることもできない方もいます。多くの場合外陰の左右対称にできます。<br />
<br />
一度治ってから、後日再発することがあります。この場合はあまり症状は強く出ません。初めてかかって、なおった後でもこのウィルスは神経細胞にひそんで、疲労、ストレス、手術、飲酒などがきっかけで発症します。この再発の場合は他人から移ったものではありません。症状は小さい潰瘍や水泡ができますが、軽い痛みや違和感だけの場合もあります。<br />
<br />
治療は心身の安静が基本です。最近はこのウィルスに対する飲み薬、注射や軟膏がありますので、重症でない場合には1週間ほどでかなりよくなります。外陰部にはこのウィルスがたくさんいますので、他人に移さないように気を付けて下さい。軟膏を塗る時は綿棒を使い、一度塗ったら捨てて、次の患部に塗る時には新しい綿棒を使って下さい。水泡の中にはウィルスが大量に含まれていますので、これを破った時には特に注意して下さい。性交渉は治るまでもちろんいけません。また外陰部が湿らないように気を使って下さい。局部を乾燥させるとウィルスの増殖を抑えます。症状がひどい時は入浴は避けて、シャワーにして下さい。その後は充分乾燥させてください。<br />
<br />
ウィルスがついた下着は煮沸消毒したり、日光にあてて乾燥させれば安全です。アルコールも有効で、トイレのあとは消毒用アルコールをふくませた脱脂綿で拭くとよいでしょう。<br />
<br />
妊娠中に感染した場合には、赤ちゃんに奇形を起こしたりすることはほとんどありませんが、分娩時に産道で赤ちゃんに感染することがあります。この時には赤ちゃんの死亡率は非常に高いので帝王切開で分娩を行います。<br />
<br />
なるべく早い時期から治療を開始した方がなおりやすいので、上記の症状が出ましたらただちに病院を受診して頂きたいと思います。<br />
]]></description>
<dc:subject>PC・モバイル</dc:subject>
<dc:creator>mizuuchi</dc:creator>
<dc:date>2007-04-03T12:30:21+09:00</dc:date>
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