診療紹介

1.不妊症 (人工授精・体外受精・顕微授精を含む)

不妊症の治療は年々進歩しております。当院では高度生殖医療である体外受精、顕微授精をはじめ、排卵障害、習慣流産などに対して、最新の不妊症治療に取り組んでいます。旭川医大以外の施設では旭川で初めて体外受精に成功し、19年経過しました。以来、数多くの妊娠例を生み出してきました。顕微授精や受精卵、精子の凍結保存も行っております。他の病院では体外受精となるような、かなり精子が少ない場合でも、洗浄濃縮した精子を凍結し、数回分をまとめて子宮内に注入する凍結精子の人工授精を行い、好成績をあげています。
また、日本生殖医学会(旧不妊学会)、アメリカ生殖医学会、ヨーロッパ生殖医学会会員であるため世界の最新情報を収集し、提供しております。当院で不妊治療を行った方で妊娠する方の約8割は12か月以内に妊娠されています。当院は日本産科婦人科学会 生殖補助医療実施医療機関に登録されており、北海道および旭川市の特定不妊治療指定医療機関に指定されております。

2.がん検診  (子宮頚癌、子宮体癌)

現在でも早期発見が子宮癌の治療成績をあげるのに重要です。子宮がん検診は細胞診をはじめ、精密検査にはコルポスコープを用いた的確な診断が必要です。 院長は日本臨床細胞学会認定 細胞診 専門医の資格を持っているため、当院では細胞診の結果は翌日にお知らせすることができます。また当院では、東京国立がんセンターなど、全国の癌検診専門施設でも行われている頚癌の精密検査のコルポスコピー検査も行っています。頚癌の細胞診は数秒で終わる検査です。アメリカでは癌検診の時に細胞診と同時に行われているHPV検査も行っています。

3.更年期障害(ホルモン補充療法・漢方療法)

更年期障害の治療にはホルモン補充療法(HRT)が有効です。アメリカでは閉経後女性の30%以上の方が受けています。今まで悩んでいた不快な症状がホルモン補充療法により消失してしまいます。また、ホルモン補充療法は閉経後増加するコレステロールや骨粗鬆症に対する治療にもなり、骨折を減少させます。ご希望の方には漢方薬も処方致しています。

4.漢方療法

現在の西洋医学の治療では充分な治療効果が得られないことがあります。このような時に漢方療法、ハリ治療などの東洋医学が非常に有効なことがあります。本邦の婦人科ではほとんど行われていませんが、当院では日本東洋医学会漢方専門医が欧米では不妊治療効果が認められているハリ治療(良導絡:りょうどうらく)を行なっているのも特徴です。

5.禁煙外来

保険がきく禁煙薬を処方しています。この薬は厚生局から禁煙外来の開設を認可された病、医院でしか処方できません。経口剤で、3か月服用します。これにはニコチンパッチのようにニコチンが含まれていませんので、妊娠していても 心配ありません。特に不妊症の方はまず禁煙が最初の治療となります。喫煙者は妊娠するまでの期間が長くなることが報告されていますし、喫煙は卵巣の機能低下をもたらします。もちろん妊娠した場合には禁煙しなければなりません。