基礎体温が下がった日が排卵日?

基礎体温の読み方についてかなりの方が誤解さている方が多いようですので、解説してみたいと思います。では、下記の中で正しいのはどれでしようか。

  1. 基礎体温で排卵日が特定できる。
  2. 体温が最も低下した日が排卵である。
  3. 低温から高温に上昇してしまった時、すでに排卵が終わっている。
  4. 排卵が終わると体温はすぐにあがる。

全て×です。まず、1ですが、基礎体温で排卵日は特定できません。2のように、最も低温になった日を排卵と特定することはもちろんできません。この点を勘違いしている方が非常に多いように思います。確かに最低温の日が排卵の時もありますが、いつも排卵日であるというわけではありません。むしろすでに上がっているかがポイントですが、3のように上がっていても必ずしも排卵が終わっているというわけでもありません。高温になって3-4日過ぎていれば排卵は起きたあとと思われますが、1-2日の高温ではまだ排卵していないこともあります。
一方、排卵が終わっているのに体温はなかなか上がらないということもあります。一般的には排卵があれば、4日後までには上がるとされています。つまり、低温が3日続いていても、すでに排卵が終了していることもあるということです。
では基礎体温を測る理由はなんでしょう。基礎体温は体温の数字だけでは判断が難しく、グラフにしなければ利用価値はあまりありません。基礎体温はこれからいつ排卵が起きるか、というより、過去の排卵の有無を見るためや、低温相と高温相の高低差や高温相の長さにより黄体機能不全を診断するために意味があります。過去の基礎体温のグラフの状態を見ることにより今後の治療方針を決めるために使います。排卵している日として一番多いのは上昇している途中のことが多いとされています。
最近、携帯サイトでグラフをつけている方が多くなっていますが、紙のグラフと同様の目盛の比率で縮小されているものもありますが、低温、高温の差がはっきりしないものやグラフが小さいものなどが多いようです。紙の用紙につけた方が判断しやすいのです。紙の基礎体温用紙が必要な方はお申し出下さい。