禁煙外来を開設しました。妊娠したい、でもたばこを吸っている方のために。

これから妊娠希望の方で、喫煙している方は禁煙が最初の治療です。たばこを吸っていると妊娠するまでにかかる期間が長くなり、また不妊の原因にもなり、さらにせっかく妊娠しても流産、早産になる率が高いことは過去の数ある論文から明らかです。今回、妊娠希望の方で喫煙している方が、早く妊娠するために、禁煙外来を開設しました。禁煙の薬を保険で処方するには、ニコチン依存症管理の施設認可を受けなければ、処方できません。今回、当院は旭川の産婦人科で初めて認可されましたので、皆さんの禁煙をお手伝いしたいと思います。

ニコチンパッチやガムはニコチンを含んでいますので、妊娠中には使ってはいけない薬に分類されています(しかし、たばこを妊娠中に吸っているほうがニコチンの他に4000種類以上の化学物質、60種類の発ガン物質を吸っていることになるので、 くすりより危険ですが)。最近発売された、飲む禁煙薬は、ニコチンを含んでいないので、妊娠中は絶対使ってはいけないという薬には分類されていません。不妊治療中にこの禁煙薬を服用し、妊娠しても、その妊娠を中断する必要はありません。妊娠の判明後も服用を継続するかは、たばこを止められないのであれば、継続して服用してもいいかもしれません。上記のように、薬よりたばこの方が非常に危険であることは明らかですので。
禁煙治療終了まで、12週間かかりますが、受診は、初診、2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の5回です。総治療費は検査や薬代を入れて、3割負担で自己負担額は18,432円です。
たばこ1日1箱300円を吸えば、1か月で約10,000円になりますので、12週間(3か月)では30,000円になり、禁煙治療の方が経済的です。

製薬会社の禁煙のHPを参考にしてください。http://sugu-kinen.jp/